MCMNET主催「下村博文先生講演 教育基本法改正について──愛国心をめぐる論争」

はじめに

MCMNET市民研究会は、2006年7月21日、衆議院議員、下村博文先生との勉強会を開催いたしました。このページでは、当日の模様をご紹介したいと思います。なおMCMNETでは、こうした勉強会を定期的に開いております。どうぞお気軽にご参加ください。

下村博文議員登場

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保守政治家であり自由民主党のホープ、衆議院議員の下村博文先生です。落ち着いた語り口で、淡々と語ります。今日のテーマは教育基本法改正について。とくに、愛国心をめぐる論争について。民主党案と比較しながら、じっくりと説明します。

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今日は平日開催なので、自営業など、フツーのサラリーマンとは違った層の方々を中心に集まった模様です。大会場と違い、肉声が届く規模での集まりですので、講師のお話の吸収具合が違います。

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ワシントンには○○○○人もの中国人スパイが潜入している、など、衝撃的なお話がポンポン飛び出します。「日本にもそうした勢力が押し寄せている。そんなとき、私たちが彼ら以上に強烈な主張をできなければ、どんなことになるか」

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「民主主義国家が、ひとつの価値観を一方的に押し付けるのでは戦争だってなくならない。日本は、もともと多種多様な価値観、神を認めるアニミズムの国。こうした信仰、思想はかつて、ヨーロッパなどからは軽蔑され、下に見られていた。しかし、これは本来、きわめて優れた美的感覚により得られたもの。たとえば滝に神が宿るなどというと、欧米の人は笑うが、だからこそ日本では、そうした自然を尊重し、美の象徴とした独自の芸術が生まれた」

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真剣に聞き入る参加者たち。

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「万物に神が宿るという(日本的な)考えならば、人間一人一人をも、大切にする気持ちにつながる。しいては人やもの、エネルギーを大切にするという思想にも。」

質問タイム

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さて次は質問タイムです。誰もが、自由に発言できます。必要ならば、直接反論もできます。

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一つ一つの質問に、的確に誠実に答えていく姿が印象的でした。質問は「先日見つかったという昭和天皇のメモの真意はいかに?」「そもそも教員が多すぎるのではないか?」「日本の情報収集能力は低いようだが、安倍政権になったらどうなるのか」など、本日のテーマにとどまらず、鋭い疑問が飛び交いました。

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当会代表が最後にごあいさつ。

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最後は深々と最敬礼していた下村氏。

名刺交換と直接対話

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終了後はみなさん、自由に名刺交換しながら、先生とも直接お話をしておりました。

MCMNETでは、今後もこういったイベントを開催していきますので、みなさんもぜひお気軽にご参加ください。お問い合わせはいつでもお待ちしております。

平成18年7月22日 記