MCMNET市民研究会は、2007年3月29日、全国高等学校教頭会前会長 針馬敏行氏、「早期教育は父親が仕切れ」著者 守口朗氏との勉強会を開催いたしました。このページでは、当日の模様をご紹介したいと思います。なおMCMNETでは、こうした勉強会を定期的に開いております。どうぞお気軽にご参加ください。
当日はいつになく集まりがよく、いすは完全に埋まっておりました。
平日開催ながら、若い人は大学院生から参加しておりました。
守口先生はよく通る声をお持ちの先生です。
学校の現状として、40代以下のいわゆるノンポリが、50代以降の世代に引っ張られていると分析。日教組などはせいぜい3割で、ほかの教師が触れ物に触らずという態度だから主流に見えるだけ、ということです。
そのほかにも、現場を知らなければわからないお話の連続。目からうろこという感じ。
有志のグループによる新しい教育、ひこばえ方式の授業を当MCMNETの代表が説明。このあと体験授業です。
まずはOHPの調整を行う針馬先生。
自信に満ちた態度、無駄のない解説はまるで投資セミナーのよう。公立学校の授業にありがちなタラタラしたムードは微塵もなし。
道徳授業などは、黒板よりこれが効果的、と語るOHP授業。
このような実例をあげ、議論させるという流れです。これは正義に関する授業。
ここで急遽、教育問題のプロ山谷先生が登場。
多忙ななか、コンパクトにまとめたお話をいただきました。
教育基本法改革についてなど、政権内部の人間ならではの突っ込んだ話をしてもらいました。しかも質疑応答まであるという、豪華な構成。一国の政府のメンバーに直接対話できるチャンスはそうそうありません。
穏やかな笑顔を浮かべ、原稿なしでも立て板に水の語り口は、安倍首相のブレーンであり日本のライスと呼ばれるゆえんです。ゆとり教育の原点は30年前にすでに見られる、ゆとりではなくゆるみ教育だと、なかなか厳しいです。今回の勉強会は、みな話しの上手な人でしたし、人数も多くて大成功でした。多くの生きた知識を得られた実感がありました。
MCMNETでは、今後もこういったイベントを開催していきますので、みなさんもぜひお気軽にご参加ください。お問い合わせはいつでもお待ちしております。
平成18年7月22日 記