八百長相撲に大揺れの相撲界、その存続さえ危ぶまれています。それでなくても幕内上位の力士が外国人に独占され、日本力士のふがいなさに切歯扼腕していたところにこの体たらくである。たちばもわきまえず、倫理観を喪失し、金銭本位の安きについててんとして恥じない相撲人のありさまは、まったく情けなさを通り越してあきれてものも言えない。しかし、ひるがえって日本人の現状を見るとき、この体たらくは豈相撲人にとどまらず、政治、経済、教育、福祉などあらゆる面にみられる日常的な現象ではないか。いま日本人はこのことに深く思いを致さねばなるまい。自他ともに認めてきた国技相撲界の不祥事を契機に日本、および日本人が「他山の石」として猛省、再出発できれば幸いであるが……今回はそうした視点も入れながら大いに論じる機会としたい。
平成23年3月24日(木) 14時〜16時
衆議院第二議員会館 第7会議室
日本相撲協会・生活指導部特別委員、独立ガバナンス委員、新合気道連合総裁 木暮浩明氏(伊藤忠商事理事)
お一人 3000円
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